D日記

モーションアーティストの技術ブログだよ。日常も書くよ。

MENU

灼熱ドMマン【今日のサウナ】

f:id:ponta565:20200325123630p:plain

3/14 24:00のアウフグースの出来事である。
今回の担当はいわもとさん。個人的にいま最も熱い熱波を送るアウフグーサーだと思ってる。
サウナ室はいつもどおりぎっちり満員。そして熱波師が注意事項を説明する。

「体調の優れない方~お酒を飲まれている方~心疾患をお持ちの方はご退出ください~」

そしてロウリュ開始・・・1杯、2杯、3杯とどんどんアロマ水をサウナストーンへと流し込む。心地よい音色を奏でるサウナ石。今日のアロマはレモンミントだ。
最終的に6杯のアロマ水を注いだ、室内は体感120℃程に感じた。皮膚が焼けただれそうだ。

私はドアから入って左奥の上段にポジショニングしており、第一波目でだいぶ体が温まっていた。そして第二波目。

「二度目は急激に体温が上昇するので無理をなされないようお願いいたしますーー!」

そう言うと今度は7杯アロマ水をサウナ石に注いだ。これには流石に私も動揺したね。
私は2段目に避難していたが、他の3段目に座っている若者たちはまだ耐えており、小さなうめき声を上げている。

「うぅ・・・あぁぁ・・」

しかし、熱波師がタオルを大きく振り回した直後、3段目の若者たちは悲鳴を上げてドタバタとサウナ室から飛び出した。
私は避難していたおかげでなんとか助かった。それでも心臓がバクバクで今すぐ逃げ出したかった。

3段目を見てみると、1人だけ残っているちょいポチャの若者が1人耐えていた。この方を仮にM君と呼ぶ。

「3段目は大変お熱いのでー!どうがご無理なさらずご退出くださいー!我慢大会ではございませんー!」

それでも必死に堪えているM君。少し声が漏れている。

「うぅ・・あ、あぁ・・・」

猛烈な熱波がM君に襲いかかる、中段にいる私でも耐え難い暑さなのに、上段で一人耐えているのだ。気を失ってしまうんじゃないかとヒヤヒヤした。

残った15人ほどのお客さんも灼熱地獄に歯を食いしばって耐えている。無事エンディングは迎えられるのだろうか!
その時だった、

「うあああああ!あぁぁぁぁ!」

M君が悲鳴とも喘ぎ声とも聞こえるような大声を出した。
流石にこれにはサウナ室内全員が思わず爆笑してしまう。熱波師も笑いながらタオル振り回してた。

「ああああん!うあぁぁぁぁん!ひぃぃぃぃ!」

M君は鉄鍋で蒸される豚のように喘ぎ悲鳴を上げる。
全員爆笑。体は地獄のように熱いけど、笑ったら幾分苦しみが減ってるように感じた。
というか和やかな雰囲気で最高だった。みんなで同じ苦しみに耐えている状況も相まってかとても充足感があった。
それにしてもそんなに熱いんだったら早く出ればいいのに。M君はものすごいどMなんだなって思った(小並感)

結局わたしは最後までアウフグースに居られず、一人サウナ室を飛び出して水風呂に入り外気浴を楽しんだ。
M君は最後まで耐えられたのだろうか?そんなことを思いながら目を閉じ私は静かに整った。(30分)