D日記

モーションアーティストの技術ブログだよ。日常も書くよ。

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【Unity.windows】WebGLビルドを同Wi-Fiネットワーク上のiPhoneで確認する方法

「iPhoneで動かしたい!」→ でもXcodeがない…?

UnityでUIデザインをしていると、「このUI、iPhoneでどう見えるかな…」という悩み、あるあるですよね。
でも、iPhoneは基本的にXcode + Macがないとビルドできないので、Windowsユーザーはそこで詰みがち…😭

そんな時に救世主となるのが、「WebGLビルド + ローカルサーバー」戦法
これならiPhoneのSafariからサクッと実機確認できちゃいます!

必要なもの

  • Unity(WebGLビルドができるバージョン)
  • Windows PC(MacでもOK)
  • iPhone(Safari)
  • 同じWi-Fiにつながってること
  • Python(バージョン3.x)

手順:iPhoneでUnityを即チェック!

① WebGL形式でビルドする

Unityを開いて、

  1. File > Build Settings を選択
  2. プラットフォームに「WebGL」を選択して、Switch Platform
  3. Build」ボタンで任意のフォルダにビルド
    → local確認時点ではGzip,Brotl圧縮無しじゃないと表示エラーがでます。

index.htmlBuild/ フォルダが出てくれば成功!


② ツールにD&D( bat ファイル)

start_server_folder.bat などで保存。

@echo off
setlocal

:: 引数がないときのエラー処理
if "%~1"=="" (
    echo [エラー] フォルダをこのバッチにD&Dしてください。
    pause
    exit /b
)

:: D&Dされたフォルダを取得
set "TARGET_FOLDER=%~1"

:: フォルダの存在チェック
if not exist "%TARGET_FOLDER%" (
    echo [エラー] フォルダが見つかりません: %TARGET_FOLDER%
    pause
    exit /b
)

:: 指定フォルダに移動
cd /d "%TARGET_FOLDER%"

:: デフォルトブラウザで開く(http://localhost:8000)
start http://localhost:8000

:: Python HTTPサーバー起動(Python 3)
python -m http.server 8000

pause

③ WindowsのIPアドレスを確認する

コマンドプロンプトで以下を実行:

ipconfig

IPv4 アドレス を探してメモ✍(例:192.168.0.12)


④ iPhoneのSafariでアクセス!

iPhoneのSafariを開いて、以下のURLを打ち込むだけ:

http://192.168.0.12:8080

UnityゲームがそのままSafariで動く!

しかもタッチ操作もバッチリ。
UIのサイズ感やタップ感覚がすぐ確認できるのが最高です。

詰まりポイント&補足Tips

  • 「ページが開かない…」問題
    → PCとiPhoneが同じWi-Fiにつながってるか確認!
    ファイアウォールが弾いてる可能性もあるので、必要なら一時的に許可設定を見直そう。

  • ポート番号変えたい?
    8080 の部分を好きな番号に変えてOK(例:python -m http.server 3000

  • Androidでも見れる?
    → 見れます。ChromeでもFirefoxでもいけます。

まとめ

XcodeもMacもいらない!
Unity → WebGL → ローカルサーバー → iPhone Safariで確認、という爆速ルートなら、スマホ向けUIの検証がめちゃ楽になります。

開発効率アップ&気軽に実機テストしたい人は、ぜひこの方法を使い倒してみてください!