最近下記記事を読みました。
記事まとめ
・クラウドファンディングのリワードを物理的なものにすると、制作費とリワードを両立できない。
→ 結果、謝罪して返金という結果になった。
・リワードとしてBlu-rayじゃなく、ダウンロードにしていれば制作費を抑えられたかも。
・「言ったことはやり切る。できないことは謝る」 当たり前のことやりましょう!
・30分アニメの制作は1本1,500万だと思われているが、それは1クール(13話)の制作費1億9,500万を13で割った数字。
→ 実際は4,000万くらいかかる。
・「この世界の片隅に」の「エンディングに名前が載る」というリワードは、集まった資金の多くをフィルム制作費に充てられて良かった。
・ゲームやアニメなどのコンテンツは、バッカーさんの意見を取り入れながら作ると破綻する。収集がつかない。
・数十社の製作委員会で、全員がバラバラの意見を出すと良いものができる気がしない。
・作品を作るには「核」になるものが必要。じゃないと何が言いたいのかわからない作品になる。
→ 監督やプロデューサーなどに当事者意識がないと起こりやすい。
→ 「作家性」というよりも「強いこだわり」
・アニメの本数が増えたのは、製作委員会方式が上手く行き過ぎているから
・現状、アニメは供給過多。制作委員会以外からの出資がどんどん入ってくる為。
・今のアニメはどれもクオリティが高いので、どんなにクオリティの高いものを作っても埋もれてしまう。
→ ポプテピピックやけものフレンズのような尖った作品が注目される。
・ゲーム業界は、値段相応のものを作ろうという意識があるぶんまっとうである。
→ TVアニメは最初に無料で見られて面白いと思えば買ってもらえると盲信しているケースが多い。
・お金を出してもらうという意識が、TVアニメ業界には欠けている
所感
リワードのことを考慮して作品を作るのって大変ですね。
作品を作ることだけに丸々お金を使えるわけではないのはなんとなく想像はつくけど、まさかここまで使えるお金が減るとは・・・
リワードは物理的なものじゃなくて、作品内に残せる系がいいですね。
クラウドファンディンをやる機会があったら、この記事で得られた知識を参考にさせていただきます。
そして作品の供給過多について。
私はNetflixを契約してるんですけど、あの中の作品を全て目を通せる気がしませんね。
まさに飽和状態。そしてどれもクオリティが高い。
最近のアニメで飛び抜けてクオリティ高かったのは、個人的には京アニのヴァイオレット・エヴァーガーデンでしょうか。
あれは、映像だけでなくシナリオも非常によかった。
面白いのはこれだけコンテンツが飽和してるのに、出資者はどんどん増えているという現状。
供給過多。そのうち、見る側よりも作る側の人口が多くなったりするかもしれませんねw
そんな状況でも大事なのは知ってもらうことだと思います。
じゃんじゃんSNSなどを活用していかなきゃ。
ゲーム業界とアニメ業界の違いで、コンシューマー畑の人はOOOO円の価値のあるゲームを作る意識があるって話がありましたが、これはすごく共感できます。
ただ、F2Pのソシャゲなんかは、TVアニメに近いものを感じてしまいますね。
お金を払わなくてもできるって時点で、「ただだから別にいいでしょ?」ってことを開発者側からも言える空気がある。
しかし課金という形でお金をいただく以上は、それ相応のコンテンツを作らないといけないですよね。
この辺のラインをちゃんと意識して開発しないとなと思います。
個人的には、もうソシャゲーの開発はお腹いっぱいですw
運営型のプロジェクトってだんだん辛くなってきますよ。週1くらいのスパンでイベント用の素材を用意したりしないと行けないですし、「いつまでこのプロジェクトにかかわらなきゃいけないんだぁ・・・」って精神的なモチベーションの低下もありますし。
言い方は悪いですが、どんどんゲーム開発者として駄目になっていくような気がどうしてもしちゃいます。
少し話が逸れましたが、クラウドファンディンでコンテンツを作ることは簡単なことではないのだなって思いましたw