D日記

モーションアーティストの技術ブログだよ。日常も書くよ。

MENU

フレームワーク思考について

まんがでわかる地頭力を鍛えると言う本を読んだので、

印象に残った部分の理解をより深めるためにここにアウトプット!

意識高いねぇ

フレームワーク思考とは

一言でいうと全体から考える思考です。
全体を俯瞰することで物事を客観的に見ることができ、
全体の中での優先度を明確にすることができるのです。

ゲーム開発の例

例えば、ダークソウルのようなゲームを作っているとします。
ディレクターが「敵の体に乗って攻撃できるようにしてほしい」という指示を出しました。

f:id:ponta565:20180506112158p:plain

しかし、その実装はわりと大変で時間がかかる上、
ゲームを動かすためには他にやるべきことが山程あります。

しかし、ディレクターはその指示の優先度を割と高めに設定してきました。
そこでプロジェクトが頓挫するという状況になってしまいます。

いや流石にそれは(笑)


と、ここでの「敵の体に乗って攻撃する仕様」っていうのは、
ゲームを構成する全ての要素のどれ位を締めているのでしょうか?


実は、たったの3%だったのです!

その3%のためにプロジェクトを止めてしまうのは良くないですよね!
まずはゲームをプレイできるようにするのが一番重要です。

「敵の体に乗って攻撃する仕様」は、
ゲームを木の「幹(みき)」と「枝」で例えるならば、「枝」の部分になります。
まずは、「幹」の部分を優先するべきでしょう( ^ω^)


このように全体を見ることで、今直面している問題の優先度を判断することができるのです。

バイキングの例

地頭力を鍛える本では「バイキング」という、より身近な例で紹介されていました。

トレーを持って並んでいる人がたくさんいるバイキングを想像してみてください。

あなたは全体を見ずに列の最後尾に並び始めるとします。
そうすると何が起きるでしょうか?

f:id:ponta565:20180506110420p:plain

恐らく、途中で取りに戻ったりするということが起きてしまうのでは無いでしょうか?
これは全体を見ていないので、先に何があるかわからないから起きてしまうと言えます。


列に並ぶ前に全体をざっくり見渡して、料理の優先順位をつけていれば、こういうことは起きないでしょう。


何をやるか と同時に 何をやらないか も考慮されたものが、
全体から考えた状態 と言えるのです。
出典 : まんがでわかる地頭力を鍛える

言うは易く行うは難し。常日頃から意識しれよ。